ぎっくり腰を経験したことがある方は、あの痛みを思い出すだけで恐ろしいものでしょう。
しかし、それが治って時間が経ちそのことを忘れ、痛みを忘れたころにまたぎっくり腰を再発してしまう事例が多々あります。
ここでは、そんなつらいぎっくり腰を繰り返さないための対策をまとめてみました。
ぎっくり腰による腰痛を繰り返す原因は主に3つあるとされています。
1つ目は骨盤や骨格が歪んでいることです。
猫背気味であったり、イスに座った時は常に足を組んでいたりする人は、特に骨格バランスが崩れやすくなります。
その歪みが定着することで、身体はさらにズレを引き起こしていきます。
身体の歪みは、腰回りの筋肉や関節に負担をかけてしまいます。
その負担が続いた結果、ぎっくり腰を引き起こしてしまうといわれています。
2つ目は、筋力の低下や筋肉のバランスが悪いことです。
筋肉は身体の動きを作ったり、姿勢を保つためにあります。
それだけでなく、血流を良くする効果や外部からの衝撃から守ってくれる働きも担っています。
その筋肉が衰えたりバランスが崩れたりすると、おのずと身体の動きや血流が悪くなり、外部からの衝撃から守れなくなってしまいます。
これが腰の筋肉で起きると、ぎっくり腰を誘発する形になるのです。
そして3つ目は、食生活の乱れです。
暴飲暴食で体重が増えると、当然ながら身体を支えるうえで大きな負担がかかってしまいます。
その結果、腰痛が起こりやすくなるのです。
こうしたぎっくり腰による腰痛を防ぐ対策として、身体を動かすことが推奨されています。
運動しないと血行が悪くなり、筋肉のコリや痛みの原因になります。
運動をすれば、筋肉量も増え、血液の循環が良くなるため、こうした不具合が出にくくなるのです。
そして身体の冷えも、筋肉が硬くなるためぎっくり腰になりやすくなるといわれています。
なるべくお風呂では湯船にしっかり浸かり、筋肉を温めほぐすようにしましょう。